「工務店には標準仕様はない?」
よく言われる言葉です。
それでも、多くの家を作り、直してきた工務店が考える
“長く住まえる家”
のために、大門建築がまず最初にご提案するいくつかの仕様をご紹介します。
①セルロースファイバー断熱
40年以上にわたって家づくりを続けてきた大門建築がオススメしているのが、”セルロースファイバー断熱”です。
新聞紙や段ボールなど木繊維を使った天然繊維を原料とし、そこに害虫が嫌がるホウ酸などを混ぜ込ませたものを使用します。
一昔前は設計者やお客様の判断で断熱材の使用を決めていました
しかし、住宅の高気密高断熱化が当たり前となった近年では新築の際にはほぼ間違いなく断熱材が使用され、また様々な断熱素材が流通しています。
グラスウール(ガラス繊維)、ロックウール(岩)ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂など。現場で大工さんが施工する簡易的な断熱材や専門業者による断熱施工など施工方法にもいろいろあります。
①断熱性の高さ
②調湿性
③防虫・防カビ
④防火
⑤防音
の性能が優れており、他の断熱材より頭一つ飛びぬけた印象です。
実際に築30年以上前の物件で当時としては珍しく出たばかりのセルロースファイバー断熱を一部に採用した家を解体した経験がありますが、セルロースファイバー断熱が施工されている部分だけ断熱欠損部や害虫の形跡がありませんでした。
デメリットは他の断熱材に比べて少し高価であることぐらいでしょうか。
まず最初に、断然オススメしている断熱材です。
日照りや風、積雪など、過酷な環境にさらされる屋根。
そして北陸は全国的にも雨や湿気が多い地域でもあります。
そんな北陸の屋根には、瓦屋根をまずご提案しています。
理由は屋根葺き材の下地の寿命を考えてのことです。
板金やスレートの屋根は見た目がスマートで恰好いいのですが、下地材に密着し、
長期的にそれらを痛める手助けをしてしまいます。
瓦屋根は一列一列に桟となる木を打ち付ける事で設置していきますが、
このおかげで屋根下地面にも通気が確保でき、結果として長持ちすることになるのです。
また、屋根の補修や数十年経過後の屋根の葺き替えなどの際にも瓦屋根のメリットが発揮されます。
瓦屋根であれば傷んだ部分だけ交換することも可能ですが、板金では大きな面積(ほとんどの場合全面)の交換が必要になります。
もちろん、③でご紹介する耐震性についても、瓦屋根で十分耐えられる耐震性を確保しています。
②瓦屋根
③耐震性能
地震が多い日本。
生活基盤である家が壊れてしまったら…そのショックは計り知れません。
耐震性能は現行建築基準法で規定している
耐震等級1(数百年に一度起きる地震力に対して倒壊・崩壊しない)は当然クリアしますが、
ご要望により
耐震等級2(数百年に一度起きる地震力の1.25倍の力に対して倒壊・崩壊しない)
耐震等級3(数百年に一度起きる地震力の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊しない)
への引き上げも可能です。