大門建築のこだわり
あ
新築・リフォームを問わず、家造りに携わる上でのこだわりが、3つあります
①「家」を考えぬく
「家」は多くの場合その所持者にとって一生ものの生活の器・核として機能します。
地震などの災害に耐えながらもその姿を保ち、またライフステージの変化に伴い可変できる器。
これらを総合的に考えるとき、完成後には見えなくなる部分の仕事こそが非常に重要な要素です。
今日現在、世間的には新築やリフォームなどでは見た目のオシャレさや安さを重視するあまり、見えない部分でコストダウンする傾向が強くなっています。
瑕疵担保責任保険が切れた後、また多額の費用をかけて直しながら住む家と、
見えないところまで丁寧に仕事された家。
どちらが理想に近いでしょうか?
② 木の強さ・弱さを知る
木を扱う職人として、木の強さだけでなく弱さを知ることも大切です。
「どの材種を、どの場所に、どの向きで使えば長持ちするか?」
またその逆に
「この材料を、この場所に、この向きで使うなんてとんでもない!」
ということも熟知しています。
長い年月をかけて受け継がれた職人の技術と知恵が、ここではまだ生きています。
③ 普通のことを普通に
木の弱さ・強さを知ったうえで、大工にとって“普通”の事を“普通”にやることにこだわる。
大工さんたちがこだわりたくてもこだわれない、またはこだわる気にもなれない。
特に安さで勝負するメーカーさんの家造りでは、そんな悲しい現場の話を聞きます。
私たちは、このこだわりを時代遅れのものだとは思っていません。
職人として“普通”のこだわりで、これからも仕事を続けます。